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【知識】『へぇ〜!そうなんだ〜!!』本を読んでいて感動したテーマを紹介します。

【知識】『へぇ〜!そうなんだ〜!!』本を読んでいて感動したテーマを紹介します。

本を読んでいて感動した話

読書が趣味なものでして

どうも皆さんご機嫌用!SHIZUYAです!!皆さんは最近『へぇーそうなんだー!!』と新しい知識を得て感動したことはありますか?

私は常日頃から読書ばかりしているので結構そのような経験があるのですが、皆さんは最近そのような経験はありますでしょうか?

今回は『最近は面白い話聞かないなー』と日常に退屈を抱いているあなたに向けて私が最近知った『へぇーそうなんだー!!』となる知識を3つほどピックアップして今回の記事で紹介させていただきたいと思います!!

ちなみに今回紹介する内容は…

  • 人は自分の『容姿に対する評価』を20%盛っている
  • 音楽を聴くと頭が良くなる!?
  • ステレオタイプが人間に与える影響

以上の3つですね!!では早速紹介していきたいと思います!!どうぞ!!

人は自分の『容姿に対する評価』を20%盛っている

容姿に対する自信過剰

ではまずは、ちょっと悲しいお話から紹介していきましょう。

今から紹介する内容はウィリアム・フォン・ヒッペルという心理学者の著書『われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略 という本の中で紹介されている内容です。

その内容とは『私たちは自身の外見の魅力度を20%増しで魅力的だと思っている。』といもので、少し辛いお話です…。

では、詳細を見ていきましょう!!

エリン・ウィットチャーチとニコラス・エプリーの研究

では、書籍内で紹介されている内容を紹介していきましょう。エリン・ウィットチャーチ氏とニコラス・エプリー氏による研究です。

エリン・ウィットチャーチとニコラス・エプリーは研究室に集めた被験者の顔写真を撮影し、

その後、写真と同性の別人の写真を合成し、見かけの良し悪しを調整したことのなるパターンの写真を作成して『20%魅力を上乗せした写真』と『20%魅力を下げた写真』を用意して実験参加者に提示したところ、

多くの人は『魅力20%増しの写真』を自分の容姿として認識したそうです。

つまり、私たち人間は『自分の外見に対するセルフイメージを多少高く見積もる』ということらしいです。。

人間は自分の容姿を無意識のうちに『盛っている』

さて、私たち人間は『自分の外見に対するセルフイメージを多少高く見積もる傾向にある』らしいのですが一体なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

本の著者のウィリアム・フォン・ヒッペル氏は書籍内で自分の容姿に自信がなかったら誰も異性を口説けず『生殖ができなくなってしまう』ため種の存続のための本能と解説してくれています。

確かに、自分の容姿に不満を持っていたら人生に対する満足度も低下してしますよね。

うーん。興味深いです。

写真写りが悪い原因は…。

さらに、考えてみると『写真写りが悪い』と写真撮影を拒む人は少し『自分の容姿の魅力度盛る』傾向が高いのではないかと考えられるんですよね。

考えてみればわかると思うのですが、『写真に映る容姿は客観的なものであり現実そのもの』ですよね。なので…。

うん。そういうことです!!これ以上発言したら消されるかもしれない…。

われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略 

音楽を聴くと頭が良くなる!?

モーツァルト効果は存在するのか?

皆さんはモーツァルト効果というものを聞いたことはありますか?

モーツァルト効果というのは『モーツァルトの音楽を聴くと頭が良くなる』という逸話のことで、結構前に話題になったような気がするアレです。

ジョン・パウエル氏の著書『ドビュッシーはワインを美味にするのか 音楽の心理学』の中ではこのモーツァルト効果は存在するのかについてを紹介してくれています。

音楽を聴くことによって知能は高くなる(一時的に)

ジョン・パウエル氏は書籍の中で、モーツァルト効果はというのは実は『音楽を聴くことによる気分向上による知能の向上』と述べており、モーツァルトの楽曲と知能指数の向上には直接的な関係はなかったと紹介しています。

つまり、モーツァルトの音楽で『愉しい気分になる人』は知能の向上が生じますが、それは気分の向上によるものであって、モーツァルトの楽曲が有してる特徴とはなり得ない。ということですね。

さらに、書籍内では『音楽には気分を良くさせる効果がある』ということもより『自分が愉しいと思える音楽を聴くことによって頭が良くなる』という興味深い内容も紹介されていますので、ぜひジョン・パウエル氏の『ドビュッシーはワインを美味にするのか 音楽の心理学』を読んでみてください!!

ドビュッシーはワインを美味にするのか 音楽の心理学

ステレオタイプが人間に与える影響

女性は本当に『数学』が苦手なのか?

『女性は「数学」が苦手である』といというお話を聞いたことはありますか?

世間知らずの私は最近になってそんな都市伝説があることを知ったのですが、皆さんはご存知でしたか?

クロード・スティール氏による著書『ステレオタイプの化学 「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、私たちは何ができるのか』という書籍で紹介されている内容を踏まえながら、『女性は本当に「数学」苦手なのか』というテーマについてお話ししたいと思います。

『数学的能力』に性差はない

クロード・スティール氏による『ステレオタイプの化学』では、著者自身の『ステレオタイプ(女性は数学が苦手)が女性の能力にどのような影響を与えるのか?』という研究が紹介されています。

大学生の男女を対象に『難しい数学の標準テスト』を実施し『テスト結果には性差がある』と告げたグループと『テスト結果に性差は存在しない』と告げられたグループの二つをのグループを用意しテストを実施したところ、

『結果に性差がある』告げられたグループでは『女性の成績が低下し』したのに対して結果に性差はない』と告げられたグループでは『女性の成績は男性と同等』という結果が得られたそうです。

つまり、テスト前に『女性が「自分の性別」』を意識してしまった場合に世の中には蔓延するステレオタイプ(女性は数学が苦手)の影響を受けてしまって数学の成績が下がる。ということらしいですよ。

ステレオタイプとはただの『偏見』に留まらないということですね。恐ろしいですわ。

あと、『黒人』、『白人』といった性別とは関係のないものでも『ステレオタイプによる能力の変化』は生じるものらしいので続きが気になる人はぜひ、本を読んでみてください。

クロード・スティール氏による著書『ステレオタイプの化学 「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、私たちは何ができるのか

 

最後に

本当はもっと紹介したかったけど…。

さて、今回は『へぇー!そうなんだー!!』って最近私が感動したお話を3つ紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

私自身この手のお話が大好きなのですが『職場の人間に話てもシラけるだけ』なのでブログにて紹介さえていただいております。

本当はまだまだ紹介したい内容はありまして『鏡に写った自分を認識できる魚』、『トラウマは睡眠中に処理される』、『場所によって時間の流れが変わる』などなど本当は他にも紹介したかったのですが、記事が長くなりすぎるのもだるいかなと思ったので割愛とさせていただきます。

また定期的にこのような『最近知った面白いこと』の記事を投稿していきたいとお考えていますので、その時はぜひ読みに来てくださいね!!

では、今回の記事はこれくらいでおしまいとしておきます。最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!!次の記事でお会いしましょう!!!!!

参考文献

ウィリアム・フォン・ヒッペル. 濱野大道(訳) (2019). われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略 ハーパーコリンズ・ジャパン pp.171-172

ジョン・パウエル. 濱野大道(訳) (2017). ドビュッシーはワインを美味にするのか 音楽の心理学 早川書房 pp.

クロード・スティール. 藤原朝子(訳) (2020). ドビュッシーはワインを美味にするのか 音楽の心理学 英治出版 pp.

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