【使える心理学】ドア・イン・ザ・フェイス:交渉でも使える心理テクニック
相手に自分の希望を通すためのテクニックを紹介!
ドア・イン・ザ・フェイステクニックで相手に自分の要望を受け入れさせよう!!
どうも皆さん御機嫌よう!!SHIZUYAです!!今回の記事の内容は『ドア・イン・ザ・フェイス』という心理学テクニックに関するお話をしていきたと思います!!
皆さんは日常生活やお仕事の中で『他人に自分の受け入れさせたい』と考えたとはありませんか?今回紹介する『ドア・イン・ザ・フェイス』というテクニックは自分の要望を相手に受け入れさせるために打ってつけのテクニックでして『交渉の場面』や『ビジネス』の場面などで多く用いられるテクニックです!
『ドア・イン・ザ・フェイス』テクニックとは?
『ドア・イン・ザ・フェイス』:要求を一度『あえて』断らせて本命の要求を飲ませる。
『ドア・イン・ザ・フェイス』テクニックとは別名『譲歩的依頼法』とも言われている通り、依頼者側がある程度譲歩することによって交渉相手に要求を飲ませるものです。
例えば皆さんは『他人からなんらかの頼み事をされて断った後に「さらにかんたんな頼み事」をされて断りづらくなってついつい承諾してしまった』という経験はありませんか?
これは『ドア・イン・ザ・フェイス』の一番わかりやすい手法でして『一度断ってしまうことで「なんとなく申し訳なく」なってしまいその後の要求をつい飲んでしまう』というものですね。
このテクニックは、本当に多くのビジネス現場で活用されているので今回の記事を読み終えたら日常の中でぜひとも探してみてください。
アンカリング効果と似たような効果を持っている
ちなみにこの『ドア・イン・ザ・フェイス』テクニックは『アンカリング効果』という別の心理効果にもよく似た性質を持っています。少しアンカリング効果についてかんたんに紹介しておきましょう。
最初に提示された数字や条件がその後の未知の数字への判断基準となること。アンカーは『錨(いかり)』が所以であり、セールスや交渉現場など様々な場面で用いられる。
つまり、一番最初に提示された数字にやスケールにその後の判断が影響されるというものです。
例えば、100万円する車の購入を検討しているときに『追加で一万円支払うことでカーナビがついてくる』という提案をされたときに『それくらいだった支払ってもいいかな?』と考えてしまいませんか?
ただ一度冷静になって考えてみてください。
一万円って高っくね?
日常生活の中での一万円って本当はかなり高額に感じるはずなのにどうして100万円の車を購入する際には全く気にならなかったのでしょうか?
結論を申し上げますと、あなたは一番最初に提示された『100万円』という金額と『1万円』という金額を比較して相対的に安い『1万円』を安いと感じてしまったのです。
これがアンカリング効果という心理効果なのですが、『先に出された条件がのちの条件に影響を与える』という点は二つの心理効果の間でよく似ている点だと思いますので両方の性質を知ることでより活用の幅が広がると思いますのでぜひ皆さんで色々と考えてみてください。
ドア・イン・ザ・フェイスを日常生活やビジネスに組み込む
日常生活やビジネスでドア・イン・ザ・フェイスを活用してみよう!!
ドア・イン・ザ・フェイスの活用例を紹介します。
それでは実際に日常生活の中で『ドア・イン・ザ・フェイス』をどのように使えばいいのか、その実用例を紹介していきましょう。
この効果は心理学テクニック的にも基本中の基本なので要点さえ掴むことができればあらゆる場面で応用ができるテクニックですのでこの際にしっかりと基本を押させておきましょう!
- 少し無理な頼みを最初に提示して『あえて断らせる』
- 断らせた後に『本当の要求』を提案する
- 頼み事の大きさは相手のとの信頼関係をもとに考慮しよう
- 要請を受け入れることで相手に利益が生じれば尚よし
それでは順番に解説していきましょう
少し無理な頼みを最初に提示してから本命の要請をする
『ドア・イン・ザ・フェイス』テクニックを使用する上で一番最初のステップが『少しハードルが高めの要請』を一番最初に提案することです。
もちろん、この要請は『捨て駒』なので相手に受け入れてしまう必要はないのですが『もし受け入れられたらラッキー』程度の心構えでいることがいいでしょう。
最初の提案をする際に気を付けておきたいことが『相手にとって負担が多すぎる、スケールが大きすぎる要請』は帰って警戒心をもたれてしまうかもしれないということです、
なので、本命の要請よりも少しだけ欲を出した程度の要求を一番最初に出すように知るといいでしょう。
それらの点を踏まえた上で、最初の要請が断られたらいよいよ『本命の要請』を提案していきましょう。
頼み事の大きさは相手のとの信頼関係をもとに考慮しよう
『ドア・イン・ザ・フェイス』テクニックはしっかりと使用することができればとても強い効力を発揮するテクニックなのですが使い方を間違えると帰って要請が通りづらくなってしまう可能性があります。
このテクニックで多くの人が間違えてしまうのは『頼み事のスケール』を読み間違えてしまう点です。
例えば、初対面の相手に『車貸して?』なんて要求をしたところでかなり難易度が高いですよね?
なので頼む相手との信頼関係や親密度に応じて適切な要請をするように心がけていきましょう。
最後に:使いすぎは厳禁です。
もらってばかりにならないように気を付けましょう!
さて、今回は『ドア・イン・ザ・フェイス』という自分の要望を相手に受け入れさせるためのテクニックについて簡単にご紹介させていただきました。
今回紹介したテクニックは本当にいろいろな場面で使用することができますのでぜひ実生活の中で使用してみてくださいね!!
ただ一つ注意していただきたいのは『ただ相手から施しを受けているだけの人間』はいずれ相手から見放されてしまうということです。
なので、ただ相手に自分の望みを叶えてもらうだけなのではなくお互いにWinWinな関係になれるように心がけていくことで人間関係も損なうことなく楽しい人生が送れるようになるのではないかと思います。
プライベートでもビジネス場面でも周りの人間との程度な距離感を大切にしながらテクニックをを使用していきましょう!!
ということで今回の記事の内容は以上です!最後までお付き合いいただきありがとうございました!次の記事でお会いしましょう!!ではでは!
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