心理学・雑学

【心理学】”自分は騙されない”と過信している人ほど”騙される”詐欺に引っかかる人の特徴

世の中には色々な詐欺があります。”この教材を買えば誰でも簡単に稼げる!!”とか”このツールを買えば損をせずにトレードで勝てる!!”などです。

普通に考えれば、そんな美味しい話はないですしあり得ません。何せ簡単に退勤を稼げるのでしたらその情報の提供者は周囲から端金を受け取る必要がないからです。

”世の中には善意で情報を提供してくれる人もいる”って?それでしたらぜひその情報を”無料”で提供していただきたいものです。でも彼らは無料で提供しようとしません。

なぜなら彼らは詐欺師だからです。しかし、そのようなあからさまな詐欺の手口でも簡単に引っかかってしまう人たちがいるのはどうしてなのでしょうか?

結論から言いましょう。詐欺に引っかかる人たちは”自分が詐欺に引っかかるはずがない”と感がているから詐欺に引っかかるのです。

今回は、心理学を交えながら”なぜ自信過剰な人が詐欺に引っかかるのか?”ということについてお話ししていきたいと思います!!

【心理学】”自分は騙されない”と過信している人ほど”騙される”詐欺に引っかかる人の特徴

”自分は騙されない”と過信している人ほど”騙される”

騙される人は”自分に自信がありすぎる”傾向にある

”自分に自信がありすぎる”は騙されやすい

”詐欺師に騙されやすい人”に共通するのは”自分が詐欺に引っかかることはない”と感がている人たちです。”自分に自信がありすぎる”と言い換えることもできますね。

人間には自分の自尊心を保つために”自分の能力を『実際の能力』より高く見積もる傾向”があります。例えば、自分の容姿やコミュニケーション能力、才能などです。

正常な範囲内でしたらその誤差は少なく大した問題は生じないのですが、その人の論理的思考能力が低かったりするとその誤差が大きくなり様々な問題が生じてきます。その中の一つが今回紹介する”自信過剰であるが故に他者に騙される”ということに繋がります。

”能力がない人”ほど自分の能力を過大評価する

論理的思考能力が低い人ほど自分の能力を過大評価するというのは

。心理学者のデイヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーらの研究”なぜ能力の低い人間は自身を素晴らしいと思い込むのか”というによって発表されており、二人の名前にちなんで”ダニング・クルーガー効果”と名付けられています。

実験の内容は、『テストを実施した結果、演繹的推理のスコアが低い人ほど自己の点数を推測させた際に実際よりも高い点数を予想した』というものです。

詐欺を見抜く能力がないのに”詐欺に引っかからない”と考えている

これまでの内容を簡単にまとめると、”自分は詐欺に引っかかるはずがない”と考えている人は、自分の能力を盲信しています。

そして、一度信じてしまうと”自分が信じたんだから詐欺であるはずがない”と思考を放棄してしいホイホイと詐欺に引っかかってしまうのです。

  1. 自分は詐欺に引っかからないと考える人が詐欺師の提案に魅力を感じる
  2. 一度信じてしまうと”自分が信じたから間違いない”という前提ができる
  3. 疑うことをやめてしまう
  4. 詐欺に引っかかる

つまり、”自分は詐欺にかからない”と考えているからこそ、いざ詐欺に引っかかっていてもそれに気づくことがないのです。

では、そのような状態に陥らないためにはどうすればいいのでしょうか?

詐欺に引っかからないようにするためには?

常に自分の思考を”疑う”必要がある

自分の考えがどの程度”現実”と異なるのかを確かめる癖をつける

詐欺に引っかからないためにできることについてお話ししていきます。それは”常に自分の価値観や思考”と”現実”との相違を確かめることです。

人間の思考というのは、大抵は”思い込み”によるものです。本当は何も知識がないのに”中途半端にこなせる”が故に自分の知識の欠乏を”考えないこと”で補っているのです。

例えば、『あなたは自転車について話してください』と問われたとしたらあなたはどのように考えますか?おそらく大抵の人は

  • 二つの車輪で移動できる乗り物
  • 大抵の人が練習すれば乗れるようになる
  • 金額は大体これくらい
  • 運動に最適

などのことを考えるでしょうが、いざ『どうして2輪しかないのに倒れずに走り続けられるのか?』と問われたときにその物理学的事象に対する回答を思いつける人は少ないでしょう。

要するに私が話したかったのは、普段当たり前だと思っているものでも”自分の全く知らない側面があるのに、その全てを知っていると勘違いしている”ということです。

自分が信じたいものを”疑う”

上記のように、私たちは自分が何も知らないにも関わらず断片的にな知識だけでもの語を保管しようとします。これは”脳のリソースの節約”であり何も悪いことでもありません。

ですが、自分が詐欺に引っかからないようにするためには時として脳のリソースを削ってでも全てを疑う必要があります。

人間は”自分が信じたいものを信じる生き物”です。だからこそ”自分が信じているものを疑うのは苦しい”ですし、そのように考えることを脳は拒否します。

故に詐欺師はその点を利用して私たちを信じ込ませようとしてきます。相手が欲しい言葉を詐欺師はあなたに与えようとします。

故に、損得が関わるような場面では”自分が信じたい情報を相手が提案してきた時に全面的に疑う必要がある”のです。

心理学について学んで詐欺に対抗するための知識を得よう

心理学における名著を紹介します。

影響力の武器:自分の身を守るために”心理学”を学ぼう

詐欺師に引っかからないためには”人間どのような要因影響されるのか?”ということを把握しておく必要があります。今回はそれを学ぶのにちょうどいい書籍の紹介をしておきたいと思います!

今回お勧めする書籍は”影響力の武器[第三版]”という書籍でして心理学の名著と言われるほど素晴らしい書籍です。

この書籍では”他人から『Yes』を引き出すためのテクニック”とその心理学的な仕組みについて網羅されている書籍です。

とても興味深い内容ばかりなので、興味がある人はぜひご一読を。

 

終わりに:詐欺にひっから内容に気をつけよう!!

”美味しい話”だと思ったら疑ってかかろう

さて、今回の記事では”自分は詐欺に引っかからない”と考えている人ほど詐欺に引っかかるということについてお話しして参りました。

時として人間は必要以上に自分の能力を過大評価してしまうことがあるから、何事も疑ってかかる必要があるということでしたね。

自分が何を信じたくて”盲信してしまいがち”なのかを、分析していつか詐欺師が擦り寄ってきた時のために”疑う力”を養っていきましょう。

また、今回紹介した書籍『影響力の武器』は本当に役に立つ書籍なので一度は読んでみていただきと思います!!

人間の性質を把握して自己防衛をするための力を蓄えましょう!!

ということで今回の記事は以上です!!ありがとうございました!!

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