【心理学】反新奇バイアス:人間は新しいものを嫌う生き物!新しい自分に変わるための一歩を踏み出そう!!
反新奇バイアス:人間は新しいものを嫌う生き物
新しいものを理解するのに脳はエネルギーを使う
脳はエネルギー節約のために新しいものを嫌います。
私たち人間は新しいものを常に追い求める生き物のように思えます。
新しい”情報”や”技術”などが世の中に出回るたびに人々はそれを受け入れて進化を遂げていく生き物だと多くの人が思っていることでしょう。
しかし、実はそんなことはなく人間は”新しいものを嫌う”生き物です。今回の記事では”反新奇バイアス”という人間が持つ心理的な性質について解説していきましょう。
反新奇バイアスとは私たち人間が持つ心理的傾向の一つ。
新しいものに対して無意識的に警戒したり嫌悪感を抱いたりする傾向のことであり、本人が自覚することは少ない。
新しいことに挑戦しようとしても”馴染みのある”に帰ってきてしまうのはなぜ?
”反新奇バイアス”とは人間が持つ”新しいものや独創的なものに対して無意識に嫌悪感を抱く心理的メカニズム”のことを指します。
私たちの脳は”真面目な働き者”のように見えて実はかなりの”怠け者”です。
『新しいことに挑戦しよう!!』、『新しいジャンルの音楽を聴いてみよう!!』と考えても”結局馴染みのあるいつもの自分に戻ってしまう”という経験は誰にでもあると思いますが、これは反新奇バイアスが働いていていることが原因であると考えられます。
”反新奇バイアス”による新しいものへの抵抗感を減らしていくためには次に紹介するような戦略を練る必要があると言えます。
新しい習慣を定着させるために必要なことは?
できるだけ毎日意識的に行動を起こす必要がある
習慣が定着するまでは”一定の努力”が必要
新しいことをにチャレンジしようとする時には大抵の場合には”反新奇バイアス”が邪魔をして習慣化する前に挫折してしまう可能性が大きくなってしまいます。
従って”反新奇バイアス”に抗うためにも自分の意思力を管理しながら戦略的に行動をしていく必要性があると言えます。
- 新しいことへのモチベーションが沸かなくなったら”反新奇バイアス”を自覚する
- 最低限の行動でもいいから毎日できる限り続けるようにする
- 習慣化できるまではモチベーションには頼らない
-
“if-then プランニング”という手法を利用して習慣化を図る
上記が”反新奇バイアス”に抗うためにできる簡単な方法です。中でも”if-then プランニング”はとくに実用的で習慣化にとってとても効果のある方法なので是非とも試していただきたいと思います。
“if-then プランニング”とは?
もし〇〇(if)だったら△△(then)する
“if-then プランニング”とはは習慣化テクニックの一種でして以下のような文脈に自分の行動を当てはめていくものです。
『もし〇〇(if)だったら△△(then)する』
具体的な使用方法としては以下のように使うことができます。
- もし午前中に仕事が片付かなかったら午後の一番最初に行う
- もし物事に集中できなかったら集中できる時にタスクを行う
- もし辛いことを考えてしまう時は”今までで一番楽しい思い出”を思い出す
などですね。この手法の効果は凄まじく習慣化にはもってこいの方法なので是非とも活用していただければと思います。
また、この”if-then プランニング”について詳しく書かれている書籍として『やり抜く人の9つの習慣』という名著があるので興味がある方はチェックしてみて下さい
今回のまとめ:反新奇バイアス上手く手懐けて習慣を図ろう
新しいことに日々チャレンジして自分を高めていきましょう!!
今回の内容は”反新奇バイアス”という人間が持つ心理的な傾向についての紹介をしてまいりました。
私たち人間は新しいものを好む生き物だと多くに人が考えていますが実はそうでは無く、人間の脳は”新しいものを嫌う”性質があります。
故に新しい習慣を転移入れるために私たちができる課題はいかに自分の脳を手懐けるか”ということになります。そのために必要なのは”ある程度の意志力”なのですが、その点は今回の記事で紹介した。if-then プランニング”を駆使していただければと思います。
- 私たちの脳は”反新奇バイアス”という新しいものを嫌う習性がある
- 新しい習慣を習得するためには”意志力”が必要となる
- 習慣化のテクニックとしては”if-then プランニング”が最強
- なるべく毎日行動に落とし込んで習慣化を図ろう!!
新しいことを始めたり、行動を起こすのに抵抗があるようなもの続けるうちに絶対に”モチベーション”の壁にぶち当たります。
そんな時こそ私たちが”反新奇バイアス”という性質を有していることを思い出して、”あぁ、このモチベーションの低下は”反新奇バイアス”によるものなんだな。ということを認識しながら習慣化を目指していきましょう。
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